「病的な耳鳴り」は精神的なところからくる場合もあります。そこで有効なのが心理療法です。心理療法というと精神病の治療や、あやしげな自分探しのようなイメージを強く持っている人もいるかもしれませんが、必ずしもそうではありません。
自律神経失調症や心身症といった、心から発しているなにかを体が訴えているような状態を改善する場合にも心理療法は使われるのです。
耳鳴りがひどい時は、なにかイヤなことがあったり、ストレスを強く感じたりしていませんか?
不安やストレスで自律神経が乱れた場合、耳鳴りは起こるようです。つまり、自律神経を鍛えることが耳鳴りの治療となるわけです。
自律神経訓練法にはバイオフィードバック法とリラックス法の2種類あります。バイオフィードバック法は脳波や脈拍などを医療機器で確認して自律神経の状態を把握し、それをコントロール術を身につける方法。医師でもない限り自分ひとりでは試すこともできません。
リラックス法は「両手両足が重たい」「心臓が静かに規則正しく動いている」などと強く思い、自律神経をコントロールする方法。これはひとりでもできなくはないですが、きちんとしたやり方を知らないとまったく効果が上がらない可能性もあります。やはり一度、医師に相談するべきでしょう。
一般的な耳鼻科で心理療法を行っているところはあまりないかもしれません。どうしても心理療法を試してみたいのなら、心療内科や信用のできるクリニックに足を運んでみた方がいいと思います。